19世紀ヨーロッパの文化的傾向「ロマン主義」は、特定の美術活動の様式を表す概念ではなく、文学・音楽・建築・芸術・思想とあらゆる分野にわたり、反伝統的で自由と解放を求める革新的な思潮・姿勢・美的態度に関わるものであった。
芸術・美術の分野では、新古典主義に対する反伝統的、反合理主義的な芸術傾向として、人間の心情を強烈な色彩と構図で自由に表現しようとした。スペインではゴヤ、フランスではドラクロワ、イギリスではターナーらが活躍した。
ゴヤ (1746-1828)
カルロス4世の宮廷画家として活躍したロマン主義の画家。西洋美術において初めて女性の陰毛を描き問題となった。
ドラクロワ (1798-1863)
フランス・19世紀ロマン主義を代表する巨匠。フランス7月革命をテーマとした「民衆を率いる自由の女神」が特に有名。
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