クロード・モネ
Claude Monet/1840-1926
印象派を代表する「光の画家」
クロード・モネ(Claude Monet/1840-1926)は、印象派を代表するフランスの画家。「光の画家」の別称があり、時間や季節とともに移りゆく光と色彩の変化を生涯にわたり追求した画家であった。
「日傘を差す女」(モネ夫人) 1875
モネは印象派グループの中では最も長生きした画家で、20世紀に入っても『睡蓮』の連作をはじめ多数の作品を残している。
ルノワール、セザンヌ、ゴーギャンらはやがて印象派の技法を離れて独自の道を進んでいったが、モネは終生にわたって印象主義の技法を追求し続けた。
印象派の名称はここから生まれた
1873年の作品「印象・日の出(Impression, soleil levant)」は、印象派・印象主義の名前の由来ともなっている。フランス北西部の港湾都市ル・アーヴル(Le Havre)の風景がやわらかい筆の動きで描かれている。
「印象・日の出(Impression, soleil levant)」 1873
この絵は1874年に開かれた最初の印象派展で展示された。評論家のルイス・ルロイは、この作品のタイトルから、この展覧会を「印象主義の展覧会」と評した。この命名が後に定着し、彼は意図せずに「印象派」の名付け親になった。
モネの有名な作品
「積みわら、夏の終わり」 1890 - 91 シカゴ美術館 所蔵
「睡蓮 すいれん」 1906 シカゴ美術館 所蔵