バロック絵画 Baroque painting

バロック様式/有名な絵画・代表的な画家 作品解説

フェルメール「真珠の耳飾りの少女

バロック期には、風景画、風俗画、静物画などの日常に根ざしたジャンルが確立した。ルーベンス、レンブラントらは、オランダ絵画の黄金時代を築いた。

ルーベンス(1577-1640)
アニメ『フランダースの犬』で主人公のネロが見たがっていた2枚の絵(アントワープ大聖堂にある「キリストの昇架」と「キリストの降架」)でおなじみ。
フェルメール(1632-1675)
ルーベンス、レンブラントと並び、17世紀のオランダ美術を代表する画家。代表作は「真珠の耳飾の少女(青いターバンの少女)」。
レンブラント(1606-1669)
暗闇に鋭く差し込むような光線が当てられ、その部分を強調すると同時に暗闇の部分を逆に強調する手法が特徴。
レーニ「悔悛するマグダラのマリア」
バロック期に活動したイタリアの画家グイド・レーニ(Guido Reni/1575-1642)が描くマグダラのマリア

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世界の有名な絵画・画家 作品の解説
ゴッホ、ピカソ、ルーベンス、フェルメールなど、世界的に有名な画家による絵画・美術作品の解説
ルネサンス(イタリア)
イタリア・ルネサンス美術が頂点を極めた16世紀初頭。この盛期ルネサンスに活躍した三大巨匠による作品は、その後長らく西洋美術の理想の時代とみなされた。
ロマン主義
ゴヤ、ドラクロワなど、19世紀ヨーロッパの文化的傾向「ロマン主義」は、反伝統的で自由と解放を求める革新的な思潮・姿勢・美的態度に関わるものであった。
写実主義
ミレーやクールベなど、19世紀半ばには、現実を美化せずに客観的に描くという美術上の試みがなされた。
印象派
形態の明確な描写よりも、それをつつむ光の変化や空気感など一瞬の印象を捉え、再現しようとする様式。ルノワール、マネ、モネ、ピサロなど。
ポスト印象派(後期印象派)
ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌなど、厳密な形態の復活、原始的な題材や激しい色彩の導入などの独自の特徴を生み出し、20世紀美術のさきがけとなった。